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| 回帰線に吼ゆ | 西村寿行 | 500円(税込525円) |
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| 囚人の航海訓練船・北斗丸は三十人の受刑者と七人の職員を乗せて函館を出港した。船長は、異相の囚人、広田と弓削に危険な匂いを嗅ぎとる。台風の前線が波濤を激しく揺さぶる中、不安は現実となった。男鹿半島沖で広田らが暴動を起こし、船は乗っ取られた。暴風雨圏に船を突っ込む無謀さの裏には、重大な目的があった。一年前、日比谷で起きた四億円強奪事件の容疑者……【すべて読む】 | ||||||||||
| 海軍兵学校よもやま物語 | 生出 寿 | 750円(税込788円) |
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| 昭和17年12月1日、広島県江田島の海軍兵学校74期1,020人が入校した。太平洋戦争のはじまった翌年の入校だが、志願の動機は、短剣を下げた兵学校の格好よさ、待遇が圧倒的であった。入校式は、白亜の大講堂で、当時の海軍兵学校長井上成美中将により、「兵学校生徒を命ず」の歯切れよい命課告達がなされた。これより昭和20年3月30日の卒業式まで2年……【すべて読む】 | ||||||||||
| 「会社の恋」の物語 | 阿部牧郎 | 550円(税込578円) |
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| 男の色事には波がある。バイオリズムがある。モテようといくら努力しても、波の谷間にあるあいだは女ができない。反対に波の山にあるときは、向こうから女がやってくる。そういう話は聞かされていたが、青木邦夫は信じなかった。青木は三十六歳の今日まで、いつも谷底にいた。情事の片鱗さえなかった。だが、そんな青木に突然、情事のチャンスがめぐってきたのだ…………【すべて読む】 | ||||||||||
| 会社を喰う | 渡辺一雄 | 500円(税込525円) |
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| 京都で売上げ三位にある地元・山城デパートは、老舗の藤吉デパートの急追をうけていた。無能な大貫社長は、甲斐専務の口車に乗せられて、正面から堂々の商戦を闘うよりも、自社の組合を御用組合化して業績を上げる道を選んだ。甲斐は、ヤクザをも手足に使う革新党代議士・嵯峨の力を借りて、組合つぶしには成功するのだが、思わぬスキャンダルが……。社内イジメの実……【すべて読む】 | ||||||||||
| 快楽の迷彩 | 勝目 梓 | 500円(税込525円) |
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| 男が女から相談されたのは、新宿のスナックのカウンターだった。男は、去年高校を卒業して就職したが、退屈を持て余していた。女は、「別れてくれないいやな男が待っているから帰りたくない」といい、男は一夜を共にした。女の名は、治美。相手は、四年前強姦同然に関係を求められた会社の上司だった。幾度か逃げようとした女を脅迫まがいにしてつきまとっていた。あ……【すべて読む】 | ||||||||||
| 嘉永二年の帝王切開 《姫四郎医術道中1》 | 笹沢左保 | 550円(税込578円) |
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| 野州無宿、乙井の姫四郎。関八州随一の名医と謳われた父は、ある夜、正体不明の武士の闇討ちに斬死、母、二人の兄弟もその道連れとなる。一人難を逃れ上訴したが、何故か却下される。世を拗ねた姫四郎、この日を境に“悪”と噂の渡世人となる。「右手の数珠は人助け、左の長脇差は殺めの道具」と嘯きながら踏みこむ裏街道。見様見真似の医の術が、やがて街道筋の評判……【すべて読む】 | ||||||||||
| 嘉永三年の全身麻酔 《姫四郎医術道中2》 | 笹沢左保 | 500円(税込525円) |
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| 関八州随一の名医と謳われながら謀殺された内藤了甫の忘れ形見・姫四郎、今では世を拗ね、“悪”と噂の渡世人。さしかかった小田原城下、この十日ほどに医師三人が殺されたという。その魔手は姫四郎をも襲い、拉致された先は城主大久保家浜屋敷。病床に伏す姫君の見立てを強要された姫四郎、「乳岩」と看破、切開手術を試み、見事、腫瘍除去は果たしたが……(「命を……【すべて読む】 | ||||||||||
| 嘉永四年の予防接種 《姫四郎医術道中3》 | 笹沢左保 | 500円(税込525円) |
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| 医術の心得ある渡世人と街道筋に噂される乙井の姫四郎、草鞋を脱いだ下仁田宿は文治親分宅。だがそこにはすでに医術修行中の触れこみで乙姫が投宿しているという。名を騙るニセ乙姫、松井田宿の大尽・吉富の末娘の危難を救ったと見せていい仲となり、実はゆすりを企む悪党の一味。だがその無頼の一人が発熱、ついで発疹を見るに及んで流行病の痘瘡と見抜いた姫四郎だ……【すべて読む】 | ||||||||||
| 嘉永五年の人工呼吸 《姫四郎医術道中4》 | 笹沢左保 | 500円(税込525円) |
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| 謀殺された名医・内藤了甫の忘れ形見・姫四郎、今では“悪”と噂の渡世人。日光街道宇都宮の城下。太物商いの豪商・野州屋の孫娘がかどわかされ、発見者に百両の賞金が出る、と聞き及んだのが氏家宿は七兵衛親分の手下二人。誘拐犯の上前をはねるべく、近在を駆け巡り、それと覚しきを見つけたが、この幼女、前夜肺炎を起こしかけたところを姫四郎に救われたばかりだ……【すべて読む】 | ||||||||||
| 嘉永六年のアルコール中毒 《姫四郎医術道中5》 | 笹沢左保 | 550円(税込578円) |
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| 噂が噂を呼ぶ乙井の姫四郎、医術を使う渡世人。道中合羽に三度笠、右手に数珠を巻きつけて、さしかかった甲州街道は横山宿。姫四郎がのぼせを癒してやった年増後家、その女のひさぐ居酒屋に寄寓して酒毒に溺れる五十男。元は歴とした日野の大店の主・平右衛門。のめりこんだ賭場で身代を失い、愛娘二人までも借金のカタに……。酒毒を断てば娘二人を救ってやると請け……【すべて読む】 | ||||||||||
| 加虐の人妻 | 赤松光夫 | 500円(税込525円) |
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| 夫を謀殺された藤城桃子は、実は広域暴力団「白竜会」の神白竜会長の娘だった。夫の敵を討とうと、白桃尼となって全国を巡礼するが、その蠱惑的な肢体を狙う謎の男達が次々に襲いかかる。奴らの邪悪な陰謀を察知しつつ、しかし桃子は男達の誘惑に抗しきれず、その肉体を開いてしまう。果たして復讐は成し遂げられるのか!? 自らの肉体を武器に闇の世界に挑む官能バ……【すべて読む】 | ||||||||||
| 過去は雨の中に佇む | 笹沢左保 | 500円(税込525円) |
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| 古瓶問屋・三橋商会に勤める小田切は、社長以下首脳陣に呼び出され、こともあろうに恋人の容子を殺せと命じられる。先代社長の娘である容子は、会社を卑劣な手段で乗っ取った現社長たちにとって邪魔な存在であり、それに彼らがひそやかにすすめている陰謀を容子が嗅ぎつけたらしいのだ。きらびやかな企業戦争を、因習と旧弊で裏からささえる古瓶業界――そこに展開す……【すべて読む】 | ||||||||||
| 飾り窓は獲物の匂い | 南里征典 | 550円(税込578円) |
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| 北急デパートの信販部調査課員・津村達也は、クレジットカードの事故や犯罪に対処し、焦げつき金の回収などにあたっている。ある日、紛失したカードを不正使用されて困っているという倉田保子のもとを訪れた彼は、その夜誘惑されるままにベッドをともにした。が、数日後、盗み撮り写真を添えて、レイプされたと彼女に訴えられた。大規模なカード犯罪組織の影を感じた……【すべて読む】 | ||||||||||
| 牙城を撃て(上) | 西村寿行 | 550円(税込578円) |
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| 警視庁捜査二課の三影は厚生年金福祉事業協会と関東観光をめぐる汚職の摘発・捜査に当たっていたが、事件の鍵を握ると思われる同協会設備課長江波は逮捕寸前に行方を絶った。関東観光の背後には、秋武の存在があった。秋武は厚生大臣とも昵懇な交際を持ち、名の売れた事業家だが、日本暴力集団の“陰の総長”と渾名されてもいる。三影は江波失踪後の留守宅を訪れた男……【すべて読む】 | ||||||||||
| 牙城を撃て(下) | 西村寿行 | 550円(税込578円) |
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| 秋武と張に捕らえられ、未だ警察にその存在を知られていない、南アルプス山中の麻薬栽培農場で奴隷として死にも勝る屈辱を受けたうえ、殺人まで犯した三影にとって、官憲の力に頼らず、己の力だけで報復することのみが生き続ける理由となった。一方、秋武と張の間にも亀裂が生じつつあった。秋武は張の国外脱出を援助する交換条件として、張の支配する麻薬密輸密売の……【すべて読む】 | ||||||||||
| 化石の荒野 | 西村寿行 | 550円(税込578円) |
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| 日本ウラニウム鉱社社長が殺害された。何者かに殺人犯の汚名を着せられた警視庁の仁科刑事は、逃亡中に接触してきたCIAから5万ドルの報酬と引き換えに奇妙な依頼を受ける。保守党大物政治家の長男の山岳での行動調査だ。徳島県祖谷渓谷、三重県オオトチ谷、中央アルプス……いずれも謎の人骨が発見された場所だ。不可解な動きに連動して、自衛隊特殊部隊と米海軍……【すべて読む】 | ||||||||||
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