長雨の候
梅雨なので、雨の物語を楽しみつつ長雨に備える
特集の本棚
光文社
「雨さえ降れば……」「そう思っているうちは、あなたはここからは抜け出せない。雨なんて、自分で降らせるものよ」
660円(税込)
祥伝社
夏の日、渡り用人・唐木市兵衛の許を、請け人宿の主・矢藤太が訪れた。「攫われた元京都町奉行の幼い倅を奪還してほしい」という依頼だった。拒む市兵衛に矢藤太は、倅の母親はお吹(すい)だと告げる。お吹こそ、青春の日、京で仕えた公家の娘で初恋の相手だった。奪還を誓う市兵衛。だが、賊との激闘の中、市兵衛は衝撃の事実を知ることに……。話題沸騰の「風の市兵衛」シリーズ、円熟の第13弾!
693円(税込)
光文社
我が子への思いに翻弄される母心。夏樹静子が描く母と子のミステリー。
770円(税込)
光文社
答えのない「現代」を生きることの困難と希望。降りそそぐ雨のように心を穿つ5編の短編集。
550円(税込)
祥伝社
「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第2帖。源氏17歳の夏。梅雨の長雨が続くある宵、源氏たち四人の男は、これまでの体験・見聞をもとに、世の女たちの品定めをする((「雨夜の品定め」)。
330円(税込)