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怖いへんないきものの絵

怖いへんないきものの絵

中野京子早川いくを

幻冬舎

1485円(税込)

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内容紹介

2大ベストセラー 『怖い絵』と『へんないきもの』が、まさかの合体。 アルチンボルドの魚、ルーベンスのオオカミ、クラナッハのミツバチ、ペルッツィのカニ…… 不気味で可笑しい名画の謎に迫る! ●オオカミが悪い男というのは真っ赤な嘘!?――『赤ずきんちゃん』ドレ ●友を助けて星になった、ある気の毒な蟹――『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』ペルッツィ ●鮫に襲われた男はなぜその再現を描かせたか?――『ワトソンと鮫』コプリー ●聖なる宗教画にハエを描き込む意図とは?――『聖母子』クリヴェッリ ●「写実的」と評判の魚介類が、どうもおかしい――『水』アルチンボルド ●なぜ西洋名画のサルは怖いのか――『美術鑑定家としての猿たち』マックス ―『人間の堕落』グース― 早川「中野先生、このヘビは何ですか? 手足がありますよ! これはさすがに変でしょう! 」 中野「旧約聖書では、アダムとイヴに禁断の果実を食べさせたヘビが、神の怒りに触れて手足を奪われた、とあります。この絵は、果実を口にする前なので、まだ手足はあっていいわけです」 早川「なるほど。しかしこいつの手足がなくなったら、さらにもっと気色の悪い生物になりそうです。わ、想像しただけで背中に湿疹が! 」

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